茹でガエル

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茹でガエル(ゆでガエル)とは、警句の一種である。

概要[編集]

緩やかな環境変化の下では、その変化が致命的な結果をもたらすものであってもそれが危険なものと気づきにくく、望ましくない状況に陥りやすい。それをカエルを熱湯に入れると飛び出して逃げ出すが、水に入れた状態で常温からゆっくり沸騰させると危険を察知できずにそのまま死んでしまうという俗説に基づいて作られたのがこの警句である。

一般的にこの警句は望ましくない結果に陥ることを避け、緩やかな変化に気をつけよという比喩表現として用いられ、環境問題政治に関する場面で特に用いられる。ビジネスにおいては相手に変化を受け入れてもらうには緩やかである必要があることを強調するための比喩として用いられることもある。

カエルは本当に水をゆっくり加熱して徐々に熱湯にすると気づかずに死んでしまうのか[編集]

結論から言えば誤りである。

カエルを熱湯にいきなり放り込めば飛び出す云々言う前に即死するし、冷たい水を加熱しながら徐々に熱湯にしたとしても途中で気づいて逃げ出そうとし、逃げ出せる手段や環境があれば確実に逃げ出す。