朝日新聞の連載小説

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朝日新聞の連載小説(あさひしんぶんのれんさいしょうせつ)は、「朝日新聞」の連載小説を年代順にリスト化するプログラムである。明治から昭和初年までは「東京朝日新聞」「大阪朝日新聞」で違いがあったため、戦前までは主要な作品のみ、戦後は網羅的にリスト化する。

    二葉亭四迷「平凡」

  • 1908年 夏目漱石「抗夫」

    島崎藤村「春」

  • 漱石「夢十夜」

     漱石「三四郎」

    漱石「それから」

    長塚節「土」

  •     漱石「思ひ出す事など」
  • 1912年 漱石「彼岸過迄」

    漱石「行人」

    与謝野晶子「明るみへ」

  • 1914年 漱石「こころ」

    谷崎潤一郎「金色の死」

  • 1915年 漱石「硝子戸の中」

    漱石「道草」

   川端康成「浅草紅団」

  • 1930年 谷崎「乱菊物語」
  • 1932年 山本有三「女の一生」
  • 1934年 武田麟太郎「銀座八丁」

    三上於菟吉「雪之丞変化」

  • 1935年 吉川英治「宮本武蔵」
  • 1936年 坪田譲治「風の中の子供」
  • 1937年 山本有三「路傍の石」

    永井荷風「ぼく東綺譚」

  • 1938年 岸田国士「暖流」
  • 1942年 岩田豊雄「海軍」

戦後[編集]

    船山馨「人間復活」7-10月

    村上元三「佐々木小次郎」夕刊、12月―50年12月

    獅子文六「自由学校」5-12月

  •     川端康成「舞姫」12-51年3月
  • 1951年 久生十蘭「十字街」夕刊、1-6月

    林芙美子「めし」4-7月

    高見順「朝の波紋」10-12月

  •     村上元三「源義経」夕刊、10月―52年12月
  • 1952年 石坂洋次郎「丘は花ざかり」1-7月
  •     藤沢桓夫「レモンの月」(大阪のみ)夕刊、7-10月
  •     大佛次郎「旅路」7月―53年2月
  •     三島由紀夫「にっぽん製」夕刊、11月ー53年1月
  • 1953年 川口松太郎「皇女和の宮」夕刊、1-6月(夕刊は現代小説と時代小説の二本立てとなる)
  •     丹羽文雄「恋文」夕刊、2-4月
  •     大岡昇平「化粧」2-8月
  • ---- 伊藤整「花ひらく」夕刊、5-7月
  •     邦枝完二「恋あやめ」夕刊、6-12月
  •     阿部知二「朝の鏡」夕刊、8-10月
  •     広津和郎「泉へのみち」8月ー54年3月
  •     小山いと子「誕生石」夕刊、11月―54年1月
  •     大佛次郎「その人」夕刊、12月―54年6月
  • 1954年 尾崎一雄「冬眠先生慌てる」夕刊、2-4月
  •     井上靖「あした来る人」3-11月
  •     林房雄「息子の結婚」夕刊、5-8月
  •     永井龍男「四角な卵」夕刊、9-12月
  •     石川達三「自分の穴の中で」11-55年6月
  •     林房雄「娘の縁談」夕刊、12月―55年6月
  • 1955年 井上友一郎「横断歩道」夕刊、6-11月
  • ----舟橋聖一「白い魔魚」6月―56年3月
  •     邦枝完二「白扇」夕刊、6-12月
  •     藤沢桓夫「青・白・赤」(大阪のみ)夕刊、11月―56年4月
  •     火野葦平「ただいま零匹」夕刊、11月―56年4月
  • ----山手樹一郎「青雲の鬼」夕刊m」12月―56年6月
  • 1956年 川端「女であること」3-11月
  •     石坂「山と川のある街:夕刊、4-9月
  •     大佛「ゆうれい船」夕刊、6-57年5月
  •     佐多稲子「体の中を風が吹く」夕刊、9-57年1月
  •     井上靖「氷壁」11月ー57年8月
  • 1957年 伊藤整「誘惑」夕刊、1-6月
  •     川口松太郎「新吾十番勝負」夕刊、5-59年6月
  •     伊藤永之介「南米航路」夕刊、6-10月
  •     石川達三「人間の壁」8月ー59年4月
  •     佐藤春夫「わんぱく時代」夕刊、10月―58年3月
  • 1958年 湯川秀樹「旅人 一物理学者の回想」夕刊、3―7月
  •     石井桃子「迷子の天使」夕刊、7-11月
  •     沢野久雄「火口湖」夕刊、11-59年3月
  • 1959年 遠藤周作「おバカさん」夕刊、3-8月
  •     伊藤整「泉」4-10月
  •     大佛「桜子」夕刊、6-60年2月
  •     有吉佐和子「私は忘れない」夕刊、8-12月
  •     井上靖「渦」10-60年8月
  •     源氏鶏太「夢を失わず」夕刊、12-60年6月
  • 1960年 村上元三「大久保彦左衛門」夕刊、2-61年3月
  •     佐藤春夫「極楽から来た」夕刊、6-12月
  •     円地文子「愛情の系譜」8-61年3月
  • ---- 武田泰淳「花と花輪」夕刊、12-61年6月
  • 1961年 中山義秀「春の眉」夕刊、3-10月
  •     獅子文六「箱根山」3-10月
  •     大岡昇平「若草物語(事件)」夕刊、6-62年3月
  •     川端「古都」10-62年1月
  •     海音寺潮五郎「西郷隆盛」夕刊、10月ー63年3月
  • 1962年 源氏「停年退職」1-11月
  •     山本周五郎「季節のない街」夕刊、4-10月
  •     橋本忍「悪の紋章」夕刊、10月―63年4月
  • ----石坂「光る海」11月―63年11月
  • 1963年 松本清張「大岡政談」夕刊、3-64年4月(夕刊は一本立てに)
  •     丹羽文雄「命なりけり」11月―64年12月
  • 1964年 川口松太郎「女人武蔵」夕刊、4月―65年7月
  •     三浦綾子「氷点」12月―65年11月
  • 1965年 武田泰淳「十三妹」夕刊、7-12月
  •     井上靖「化石」11月―66年12月
  • 1966年 吉屋信子「徳川の夫人たち」夕刊、1-10月
  •     北杜夫「奇病連盟」夕刊、10-67年4月
  • 1967年 山本周五郎「おごそかな渇き」日曜、1-2月(絶筆)
  •     三浦綾子「積木の箱」夕刊、4月―68年5月
  • 1968年 山口瞳「わが町」日曜、4-9月
  •     海音寺「鷲の歌」夕刊、5-69年4月
  •     井上靖「西域物語」日曜、10月ー69年3月
  • 1969年 吉村昭「神々の沈黙」日曜、3-11月
  •     沢野久雄「失踪」夕刊、4-9月
  •     司馬遼太郎「花神」夕刊、10-71年11月
  • 1970年 北杜夫「月と10セント」日曜、1-9月
  •     三浦綾子「続・氷点」5-71年5月(朝刊小説復活)
  •     安岡章太郎「サルが木から下りるとき」日曜、9月―71年6月
  • 1971年 井上靖「星と祭」5月―72年4月
  •     堀田善衛「19階日本横丁」夕刊、11月ー72年5月
  • 1972年 船山馨「蘆火野」4月―73年6月
  •     田辺聖子「すべってころんで」夕刊、5-12月
  •     結城昌治「見知らぬ自分」夕刊、12月―73年6月
  • 1973年 村上元三「五彩の図絵」夕刊、6月―74年9月
  •     松本清張「火の回路(火の路)」6月―74年10月
  • 1974年 五木寛之「凍河」夕刊、9月―75年7月
  •    有吉「複合汚染」10月―75年      
  • 1975年 陳舜臣「桃花流水」1月―76年11月
  •     井上ひさし「偽原始人」7月―76年4月
  • 1976年 小松左京「こちらニッポン・・・」夕刊、4月―77年1月
  •     司馬「胡蝶の夢」11月―79年1月
  • 1977年 三浦哲郎「素顔」夕刊、1-7月
  •     三好徹「決断の時」8月ー78年3月
  • 1978年 田辺聖子「魚は水に女は家に」夕刊、3-11月
  •     三田誠広「龍をみたか」夕刊、11月0-79年6月
  • 1979年 曽野綾子「神の汚れた手」1-12月
  •     佐野洋「夜そして昼」夕刊、7月―80年3月
  • 1980年 水上勉「父と子」1-10月
  •     沢木耕太郎「一瞬の夏」夕刊、3月―81年5月
  •     遠藤周作「女の一生」11月―82年2月
  • 1981年 宮尾登美子「序の舞」夕刊、5月―82年8月
  • 1982年 松本清張「迷走地図」2月―83年5月
  •     山田風太郎「八犬伝」夕刊、8月―83年11月
  • 1983年 加賀乙彦「湿原」5月ー85年2月
  •     宮本輝「ドナウの旅人」夕刊、11月―85年5月
  • 1985年 城山三郎「秀吉と武吉」2-9月
  •     清岡卓行「李杜の国で」夕刊、5月―86年1月
  •     辻邦生「雲の宴」9月―87年1月
  • 1986年 小林信彦「極東セレナーデ」夕刊、1月ー87年1月
  • 1987年 三浦朱門「ささやかな不仕合せ」1-5月
  •     杉本苑子「月宮の人」夕刊、1月―88年4月
  •     干刈あがた「黄色い髪」5-11月
  •     佐藤愛子「凪の光景」11月―88年8月
  • 1988年 山田太一「丘の上の向日葵」夕刊、4-10月
  •     宮尾登美子「きのね」9月―89年11月
  •     赤川次郎「人形たちの椅子」10月―89年5月
  • 1989年 落合恵子「バーバラが歌っている」夕刊、5月―90年2月
  •     椎名誠「銀座のカラス」11月―91年2月
  • 1990年 逢坂剛「斜影はるかな国」夕刊、2月―91年3月
  • 1991年 中上健次「軽蔑」2-10月
  •     森瑤子ほか「TOKYO発千夜一夜」夕刊、3-10月
  •   筒井康隆「朝のガスパール」10月ー92年3月
  •     小川国夫「悲しみの港」夕刊、11月ー92年9月
  • 1992年 渡辺淳一「麻酔」4-12月
  •     吉村昭「天狗争乱」夕刊、10月―93年10月
  • 1993年 曽野綾子「夢に殉ず」1-12月
  •     佐々木譲「勇士は還らず」夕刊、10月―94年8月
  •     宮尾「クレオパトラ」日曜、10月―96年3月
  • 1994年 遠藤周作「女」1-10月
  •     伴野朗「霧の密約」夕刊、8月―95年7月
  •     皆川博子「朱紋様」10-12月
  •     澤田ふじ子「これからの松」12月―95年2月
  • 1995年 杉本章子「残映」2-4月
  •     陳舜臣「チンギス・ハーンの一族」4月―97年5月
  •     白石一郎「異人館」夕刊、7月―96年8月
  • 1996年 宮部みゆき「理由」夕刊、9月―97年9月
  • 1997年 堺屋太一「平成三十年」6月―98年7月
  •     高橋治「漁火」夕刊、9月―98年5月(中絶)
  • 1998年 重松清「エイジ」夕刊、6-8月
  •     高樹のぶ子「百年の預言」7月―99年9月
  •     保坂和志「もうひとつの季節」夕刊、8-10月
  •     藤沢周「オレンジ・アンド・タール」夕刊、10-12月
  •     服部真澄「ダブル」夕刊、12月ー99年3月
  • 1999年 夢枕獏「陰陽師 生成り姫」夕刊、4-10月
  •     宮城谷昌光「沙中の回廊」9-2000年8月
  •     高橋治「漁火」(再開)夕刊、10-2000年9月
  • 2000年 村田喜代子「人が見たら蛙に化れ」8月-01年6月  
  •     高橋源一郎「官能小説家」夕刊、9月-01年6月

==21世紀== 

  • 2001年 池澤夏樹「静かな大地」6月-02年8月  
  •     浅田次郎「椿山課長の七日間」夕刊、6月-02年4月 
  • 2002年 奥泉光「新・地底旅行」9月-03年6月 
  •     柳美里「8月の果て」夕刊、4月-04年3月 
  • 2003年 辻井喬「終りからの旅」6月-04年9月
  • 2004年 出久根達郎「かわうその祭り」夕刊、4-10月 
  •     篠田節子「讃歌」9月-05年4月
  •     吉村昭「彰義隊」夕刊、10月‐05年8月
  • 2005年 辻原登「花はさくら木」4-11月 
  •     北村薫「ひとがた流し」夕刊、8月-06年3月 
  •     桐野夏生「メタボラ」11月-06年12月 
  • 2006年 吉田修一「悪人」夕刊、3月-2007年11月 
  •     夢枕獏「宿神」12月-08年1月 
  • 2007年 長嶋有「ねたあとに」夕刊、11月-08年7月 
  • 2008年 島田雅彦「徒然王子」.1月-09年2月 
  •     藤野千夜「親子三代、犬一匹」夕刊、7月-09年6月 
  • 2009年 乙川優三郎「麗しき果実」2-9月
  •     森見登美彦「聖なる怠け者の冒険」夕刊 6月-10年2月
  •     川上弘美「七夜物語」9月-2011.5
  • 2010年 楊逸「獅子頭」夕刊、2月-11.1
  •     東郷隆「青銭大将」夕 2011.1-11
  • 2011年 奥田英朗「沈黙の町で」2011.5-12.7
  •     伊坂幸太郎「ガソリン生活」夕 2011.11-12、12
  • 2012年 筒井康隆「聖痕」2012.7-13.3
  •     松尾スズキ「私はテレビに出たかった」夕 2012、12-2014.1
  • 2013年 宮部みゆき「荒神」2013.3-2014.5
  • 2014年 今野敏「精鋭」夕 2014.1-9
  •     林真理子「マイストーリー 私の物語」2014.5-15.4
  •     吉本ばなな「ふなふな船橋」夕 2014.10-15,8
  • 2015年 沢木耕太郎「春に散る」2015.4-16.8
  •     あさのあつこ「ぼくがきみを殺すまで」夕 2015.9-16.1
  • 2016年 宇江佐真理「うめ婆行状記」夕 2016.1-3
  •     綿矢りさ「私をくいとめて」夕 2016.4-11
  •     金原ひとみ「クラウドガール」2016.9-12
  • 2016年 吉田修一「国宝」2016.12ー2018.5
  •     津村記久子「ディス・イズ・ザ・デイ」夕 2016.12-2018.3
  • 2018年 朝井まかて「グッドバイ」夕 2018.4-19.3
  •     重松清「ひこばえ」2018.6-19.9
  • 2019年 朝井リョウ「スター」夕 2019.3-20.5
  •     中村文則「カード師」2019.10-20.7
  • 2020年 ジョナサン・スウィフト柴田元幸訳「ガリバー旅行記」夕(週一)2020.6-
  •     池澤夏樹「また会う日まで」2020.8-23
  • 2022年 多和田葉子「白鶴亮翅」2022.2-22.8
  •     今村翔吾「人よ花よ」2022.8-
  • 2024年 沢木耕太郎「暦のしずく」 2024.1-