円周率は3

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円周率は3(えんしゅうりつは3)とは、ゆとり教育開始前後に広まった教育に関する都市伝説である。

概要[編集]

とある受験産業に関係する企業が「ゆとり教育の開始で、学校では円の面積を求める公式を半径×半径×3で教えるようになる」という旨の大々的なキャンペーンを打ち、メディアもこれを大きく取り上げた。
当時の学校を舞台にしたテレビドラマでも教師が円周率が3であることが子供の間に広まるのを嘆くシーンが挿入され、誤解デマが増幅されたり、東京大学文科の入試で「円周率は3を超えることを証明せよ[注 1]」という数学の論述問題が出題されるなど非常に大きな反響を得た。

しかし円周率を3と学校で教える訳ではない。ゆとり教育が始まっても円周率は3.14と教えるが、学習指導要領に「目的に応じて円周率として3を使う事ができるよう配慮する」という旨の記載があり、更に算数教科書にも「木の切り株や池など、円周率を3としておおよそで計算・表現した方が良い事もある」と書かれた物があり、これらが「円周率を3と教える」と多くの人が誤解する原因になってしまった。実際の学校現場では引き続き円周率は3.14で指導を行っている。

なお後の学習指導要領の改定で目的に応じて3を使う文は削除された。

その他[編集]

  • なお、過去の指導要領で「目的に応じて」と記載しながら「円周率は3.14」に固定した指導ケースが多いことにも問題がある。有効数字3桁以上が求められる場面では3.14では精度が足りず、3.1416といった桁数を増やした近似値を用いるべきであるが、こうした場面でもアボガドロ定数[注 2]重力加速度[注 3]と同じように数値を3.14に固定した計算を行う弊害が生まれている。
  • 類似の事例に、上記の重力加速度に関連する1ニュートンは地球上の100g(正確には約102g)の物体の質量にかかる重力というのがある。計量法の改正でキログラム重の単位が使えなくなってしまったため、現在も中学校で重力の換算に使用され、それが高校生まで定着して、正確に重力計算ができない「円周率は3」以上の弊害を生んでいる。

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  1. 受験産業等の模範解答によれば二重根号の外し方を問う問題のようだ。
  2. 場面に関わらず、6.0×1023/molで計算させることが多い。
  3. 場面に関わらず、9.8m/s2で計算させることが多い。

参考資料[編集]