七戸城

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七戸城(しちのへじょう)とは、現在の青森県上北郡七戸町字七戸に存在した日本である。国の史跡に指定されている。現在は柏葉公園(かしわばこうえん)である。

概要[編集]

七戸町の中心市街の北側にあり、別名を柏葉城(かしわばじょう)とも言われた。

この城は鎌倉時代初期に南部氏の初代・南部光行の6男・南部朝清が築城したという。室町時代になると第6代・南部信政の弟の南部政光が支配し、江戸時代になると第27代・南部利直直轄地となっている。利直の5男・南部重信正保3年(1646年)に七戸城に入城して2200石を領した。寛文4年(1664年)に兄の南部重直が死去したため、重信は兄の養子となって盛岡藩主を継承することになり、盛岡城に移ったので、城主も重信の次男である南部政信に交代した。

以後、南部氏が歴代の城主を務め、石高においても政信の時は6000石であったが、それから4代を経た南部信誉文政2年(1819年)に5000石を加増されて計1万1000石の大名となって諸侯に列し、七戸藩を立藩した。そのまま明治時代を迎えている。

現在は城跡に堀や土塁の一部などの遺構が残されている。また、明治時代に活躍した歌人・青山哀囚の詩碑も存在する。

アクセス[編集]

  • JR東北新幹線七戸十和田駅から十和田観光電鉄バス「七戸中央行き」(または「三本木営業所行き」(※一部七戸中央バス停に停車しない便あり)、「十和田市中央行き」、「上北町駅行き」)に乗り「七戸中央」バス停下車、徒歩5分。
  • 青い森鉄道上北町駅から十和田観光電鉄バス「七戸案内所行き」または「七戸十和田駅行き」に乗り「七戸中央」バス停下車、徒歩5分。
  • 青い森鉄道・野辺地駅から十和田観光電鉄バス「三本木営業所行き」に乗り「七戸中央」バス停下車、徒歩5分。
  • 上北自動車道東北ICから自動車で15分。

外部リンク[編集]