ドジョウ属

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ドジョウ属
分類
コイ目
上科ドジョウ上科
ドジョウ科
ドジョウ属
名称
学名Misgurnus
和名ドジョウ属
保全状況


ドジョウ属とは、コイ目ドジョウ科の属である。

概要[編集]

ドジョウ属は1803年ベルナール・ジェルマン・エティエンヌ・ド・ラセペードが新属記載した。模式種はヨーロッパドジョウ。

いくつかの染色体および分子生物学的研究では、ドジョウ属が多系統であることを示している。

分類[編集]

カラドジョウは、ドジョウ属ではなくカラドジョウ属(Paramisgurnus)とする説もあるが、近年の遺伝子比較からドジョウ属に含まれる可能性が高い[1][2]

ドジョウは、一種とされているものの、日本と大陸産のものでは、形状及び遺伝子から区別出来る事が知られている。この為、将来的には別種扱いされる可能性もあり、ここでも別種として扱う。

またトマンドジョウは、モウコドジョウのジュニアシノニムとする説もある。

日本産の和名は、本村 (2024)に従う[3]

脚注[編集]

注釈
  1. 学名はM. chipisaniensisの可能性が高いものの、模式標本と日本産キタドジョウの比較は行われていない為、確定ではない。然しながら同一である可能性が高く、本村 (2024)においてもこうなっている為、肯定的に同一とする。
出典
  1. ZHANG, Hui; WANG, Yin-Xiao; YANG, Hui-Lan; TAN, Hui-Min; CHEN, Yong-Xia (2021). “TAXONOMIC REVISION OF CHINESE SPECIES OF THE GENERA MISGURNUS AND PARAMISGUENUS (CYPRINIFORMES: COBITIDAE)”. ACTA HYDROBIOLOGICA SINICA (2): 414-427. doi:10.7541/2021.2019.166. 
  2. Ivan, Jakovlić (2013). “Introgression evidence and phylogenetic relationships among three (Para) Misgurnus species as revealed by mitochondrial and nuclear DNA markers”. Archives of Biological Sciences 65: 1463-1467. 
  3. 本村浩之. (2024). 日本産魚類全種目録.これまでに記録された日本産魚類全種の現在の標準和名と学名 Online ver. 25