サイレント修正

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サイレント修正とは、オンラインゲームにおけるスラングの一つである。不具合の修正やエネミーの体力や挙動の調整をプレイヤーに告知しないで行うことを指す。

概要[編集]

オンラインゲームは絶えずアップデートや調整を繰り返しており、定期メンテナンスなどの際に修正した個所や調整内容をユーザサイトなどで告知するのが一般的になっている。しかし、そういった告知を一切せずに運営側に有利な調整をした修正をサイレント修正という。

問題点[編集]

運営側
運営がサイレント修正する場合、難易度が想定よりも低かったり、レアアイテムの排出率が想定よりも高かった場合などである。どちらもプレイ時間の減少につながるため、運営としては避けたい事態である。そのため、エネミーの挙動や排出率を調整し、出来るだけ長時間プレイ(試行錯誤)出来るようにしているとプレイヤーから思われている
しかし、発覚した場合は運営とプレイヤーの信頼関係が崩れ、プレイヤーが離れる原因につながるため通常はありえない行動である。実例がなくもないが、証拠[注 1]がなく、運営がそれを認めない限りは真実は闇の中である。
なお、サプライズ的なサイレント上方修正というものも多い。
プレイヤー側
当初からその仕様であったが、体感的に排出率が下がったとか、挙動のパターンが変わったとか言っている場合の何割かは妄言であることが多い。根底に「運営はプレイヤーをだましている」という考えを持っているオンラインゲームのプレイヤーは少なくなく、実際に被害が何もないにかかわらず被害者を装うケースが多い。そのため、本当にサイレント修正が行われていて、それを発見したプレイヤーがいたとしても信じられないことも多いだけでなく、運営に批判的なプレイヤー(元を含む)がわらわらと集ってくることも珍しくない。

関連項目[編集]

脚注[編集]

  1. 調整後のパラメータや思考ルーチンの差分など、運や状況に左右されない確たる証拠である。排出率などはとくに運の要素が大きく、単にその人の運の良し悪しが影響している点も捨てきれない